当社では設立当初から専門リサーチャーによる一貫したサービス対応と、パネルと回収データの品質管理に最大限の注力をしてきました。
そして、複雑で高い信頼性が求めら れる学術調査にも積極的に対応してきて、これまで120の大学から1,000件以上の学術調査のご依頼をいただきました。
これもネットリサーチ会社の中で特殊なのですが、当社はリサーチ売上の約3~4割が大学の学術調査になっています。
毎年4回リサーチのご依頼をいただいたお客様にCS調査をお願いしていますが、大学のお客様の評価は4段階評価で「3.8」をいただいていて、多くの先生方から毎年継続してご依頼を受けています。
大学研究や、大学研究の助成をしている吉田秀雄記念事業財団の事例を紹介させていただきました。
CS調査で先生方からいただいたコメントも記載したので、ご関心があれば下記の紹介ページをご覧下さい。
マイボイスコムは、これからも大学の学術調査に貢献できるように技術力の向上に努めて参ります。
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〇学術調査(アカデミック調査)の紹介ページ
https://www.myvoice.co.jp/service/solution/academic.html
< 学術調査の事例紹介 >
1.京都大学 経済学部・経済学研究科 依田高典 教授、村上佳世 研究員
<電源のベストミックスに関する消費者受容度の日米比較調査>
インターネット調査会社に登録しているモニター日米それぞれ4,000名からデータを回収した。日本の消費者は年齢・性別が偏らないように無作為に抽出し、米国の消費者は代表的4州からそれぞれ1,000名を無作為に抽出した。
データをもとに、原子力発電や再生可能エネルギーの比率に対する金銭的な支払意思額を計測するとともに、米国の消費者の支払意思額との比較を行っています。月間電気料金、温室効果ガス排出削減量、電源構成における化石燃料比率、原発比率、再エネ比率、水力比率などについて、数値設定が異なる二者択一で、回答者が望ましい方を選び、この選択を集計したデータを計量経済学的に分析する研究です。成果は、Elsevierの「Energy Economics」誌に掲載されました。
当社は本研究の日本での調査を担当しました。 (研究概要はこちら)
2.横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院
寺本高 教授<食品売り場に関するアイトラッキング調査>
インターネット調査で食品売り場の陳列パターンを複数提示し、より効果的な陳列条件となる閾値を探り、その調査結果からアイトラッキング調査で用いる食品売り場の陳列パターンを設定して被験者139人のアイトラッキング調査を実施した。そして、視線データの計測に加えて、被験者に売り場の写真を撮影してもらいSNSに模した専用ページにコメント付きでの投稿も依頼した。これらによって食品売り場の陳列パターンによる視認、感情評価、購買、SNSへの投稿までの一連の効果を明らかにした。 当社はインターネット調査と、被験者リクルーティング、アイトラッキングの機器と会場の手配と運営を担当しました。
3.公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団 研究助成調査
吉田秀雄記念事業財団では広告・広報・メディアを中心とするマーケティング及びコミュニケーションに関連する分野の研究を対象に、選考委員会の審査を経て研究助成を行っておられます。
当社ではこの研究助成で実施する消費者調査の実務を担当しています。調査は財団が研究支援のため毎年継続しているもので、専用モニターパネルによる「共通調査」と、助成対象者ごとの「個別カスタマイズ調査」の2段階で構成されています。なお、調査データは一般向けに無償公開されています。(研究助成の詳細はこちら)