11月29日(金)に開催されたJMRAのアニュアルカンファレンスに参加して来ました。
このカンファレンスには2005年の第1回から毎年参加していますが、今年の参加者は約800名とこれまでで1番多い参加者であったと聞きました。
そして、これまでは9割くらいは調査会社の関係者でしたが、今年は全体の4割近くが調査会社以外の参加者になり、少しオープンな雰囲気になったようにも感じられました。
今年も色々な発表を聞き、夜の懇親会でも色々な方と話をして、とても勉強になりましたし、この2年ほどでリサーチ環境が大きく変わったことを改めて実感するイベントでした。
その1つがフェイスブック等のSNSの発展によって、クライアント様自身が直接ユーザーの声を聞くことのできるオンラインコミュニティ環境の構築が容易になり、ユーザードリブンの共創マーケティングが大きく進んでいるという点です。
先進事例として、ベネッセさんや、良品計画さん、サッポロビールさんの事例の紹介もありましたが、これもインターネットとネットリサーチの発展の先に生れた新しい動きだと思います。
そして、これらの動向を後押しするように、「今までの調査会社は代表性に拘り過ぎていた。」、「もっとコア顧客の声を重視すること、アクションアイディアに繋がることが大切である。」、という意見も聞かれました。
この様な新しい潮流の中で、如何に有効な気付きやインサイトを提供できるのか?
リサーチ会社にはより高い次元のサービスが求められていることを、痛感させられた今年のカンファレンスでした。
〇JMRAアニュアルカンファレンス https://www.jmra-net.or.jp/conference/
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