5月28日に開催された日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)のアニュアルカンファレンスに行きました。
私はもう15年ほど前から毎年参加していて、その時々のリサーチ業界の話題や、流れや、次のヒントに気付くこともできる貴重な場だと考えています。
今年のテーマは「CREATE A NEW FRAME ~次のワクワクを創る~」というものでした。
リサーチ業界は変わらなくてはいけない、新しいフレームを作らなくてはいけない、という関係者の想いが込められたテーマなのだと思います。
しかし、このままではいけないという危機感は感じるものの、次のワクワクが何処にあるのかはなかなか見えにくい様に感じました。
基調講演はZOZOの役員が話してくれましたが、「AIやビッグデータの技術開発が進む中、このままではリサーチャーは不必要な職業になるのではないか。いまの市場の変化の中で8割以上の調査会社がビッグデータやデジタルの動きに何も対応していないのは信じられないことだ。」というリサーチ業界への警告にも聞こえる内容でした。
そして、「ポスト平成のインターネットリサーチ」のセッションでは、インターネットリサーチ品質委員会から「ネット調査パネルのアクティブ率がこの5年間で半減しており深刻な状態です。その原因は、1)スマホシフト、2)負荷の大きな調査票(マトリクス)、3)謝礼の低さ、が主な要因で、ここを業界全体で改善して行く必要があります。」というものでした。
リサーチ業界の環境は、この5年ほどで大きく変化しているのは確かです。
しかし、ビッグデータやAI等を使ったサービス開発には、それなりの資金や組織力や、システム力が必要なので、経営資源が限られた中小リサーチ会社には、やりたくても、そこに踏み込めないもどかしい現実があるのだと思います。
~次のワクワクを創る~ のは各社がそれぞれに悩み、考えて、リスクを取って動きながら作るしかないのでしょうね。
そんなことを強く考えさせられた今年のカンファレンスでした。
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〇日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA) アニュアルカンファレンス
http://www.jmra-net.or.jp/Portals/0/conference/2019lp/2019lp.html
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マイボイスコム: https://www.myvoice.co.jp/
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