お陰様でマイボイスコムは「設立20周年」の新年を迎えることができました。
当社は1999年7月にCRC総合研究所(現:伊藤忠テクノソリューションズ)の社内ベンチャーで設立しましたが、その頃のインターネット人口はまだ1,500万人ほどで、少し前まで「20代おたく男性の遊び道具」とも言われていた頃でした。
そのためリサーチ業界の中でもインターネット調査は代表性のない邪道な調査手法だと言われて、「garbage in garbage out (ゴミを入れてもゴミしか出ない)」等と強烈に批判もされました。
2002年にはインタースコープの平石社長と、インタースコープの大谷社長が呼びかけ人になって、インターネット調査の品質向上を目指そうという目的の「インターネットリサーチ研究会」が発足しました。
インターネットリサーチ研究会
https://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0213/ires.htm
その当時は、日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)に行っても「インターネット調査は邪道だ」という批判が強いため、それならインターネット調査を立ち上げたベンチャー同士で協力して良いサービスにして行こうという主旨の研究会でした。
そして、この光景は印象的でしたが、200人近いリサーチやマーケティングの関係者が集まった研究会のイベントで、平石さんが司会を務めていたらある統計数理研究所の先生が突然立ち上がり、「インターネット調査の統計的な根拠を示しなさい。それができないなら直ちにこの様な調査手法は止めなさい!」と大声で主張されました。
そのイベントの後で、平石さん、大谷さんと私の3人で「自分達も社会に役立つサービスを作ろうと頑張っているのに、あんないい方はひどすぎるよなあ」と言って赤ワインを3本空けたのをよく覚えています。
それが今ではインターネット調査が、アドホック調査の49.7%※を占めるまで普及をしていて隔世の感があります。(※JMRA「第42回経営業務実態調査」)
インターネット調査がなければ、マーケティングリサーチも成り立たない状況にありますので、前回紹介した「インターネット調査品質ガイドライン」をしっかり順守して、このサービスを継続していくことが私達リサーチ会社に課せられた使命なのだと思います。
マイボイスコムは、これからもインターネット調査を中心に、データとサービスの品質を重視した、信頼性の高いリサーチの提供に努めて参ります。
20年目のマイボイスコムにご期待ください。
今年もよろしくお願いいたします。
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マイボイスコム株式会社 http://www.myvoice.co.jp/