マイボイスコムでは、組織活性化研究所の高根定信先生が開発した、新しいテキストマイニング技術を用いて「テキストボイス(Text-Voice)」のサービスを提供しています。
リサーチの世界では自由に発言された自由記述の中から、新たなニーズや行動を見つけようという動きが強まり、定性調査が増える傾向にあります。
そして、ネットリサーチやソーシャルメディアの普及などによって、大量の自由記述のテキストデータも入手しやすくなりました。
しかし、大量のテキストデータの中に宝があることは分っていても、従来のテキストマイニングでは、単語の出現頻度や、2単語の係り受けの頻度、それぞれの関係のマッピングしかできません。そして、最後は解析者の主観的な判断が必要で、客観的な解釈が難しいという課題がありました。
それらの課題を解決できるのが、「テキストボイス(Text-Voice)」だと考えています。
先日、高根先生から以下の様なメールをいただきました。
私達が実現したいことを、とても分りやすくご説明いただきましたので、先生のご了解をいただいてご紹介いたします。
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先日、御社のMさんとAさんに、5W1Hは均等でなく、なぜのwhyが
いちばん重要だと意味論から説明しました。
たとえば頭痛がするといわれても、それはいつからですかと
すぐ答えられますが、なぜですかはなかなか返答に苦しみます。
朝から痛くなりました、後頭部が痛いです、ズキズキ痛みます・・・。
いつ、どこが、どのように等は簡単ですが、なぜ痛いかは患者には
わかりません。ましてや医者は人ごとです。だから、すぐに鎮痛剤を
だしましょう、となりますが、それが医学として正解でしょうか。
頭痛のせいは前夜の飲みすぎが原因かもしれません。
では、なぜ、昨夜、飲み過ぎたのか。夫婦喧嘩があったのか。
そのケンカの原因は何か・・・。こうして突きつめていけるだけ行くと
実のところの正解は鎮痛剤の投与でなく、夫婦和解をすすめるか
離縁を進めるか、薬物でなく精神技術かもしれません。
このような分析がいま求められています。新製品がほしいというから、
新しい名前をつけるのでなく隠れているニーズを探ることではないでしょうか。
こうしたためには、消費者により詳細な心情吐露を願うことが必要だと考えます。
頭が痛い → 鎮痛剤 ではなく、
頭が痛い → これが原因なのでは → ではこうしましょう。
こんなサイクルに転換したいのです。
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「なぜ」を突詰めて考えることのできるリサーチ、それを、心理学と統計学を用いた採集装置で実現するのがゴールのイメージです。
「テキストボイス(Text-Voice)」を、生活者の「なぜ」のお届けできるサービスに発展させたいと思います。ご期待下さい!
〇テキストボイス http://www.myvoice.co.jp/menu/txt-voice.html