マイボイスコムで提供している、これまでとは全く異なる新しい「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」を用いて、自主調査で実施した「食事のメニューの決め方に関するアンケート調査」の自由回答を分析しました。
「食事のメニューの決め方」に関する、約5,800件の自由回答(テキストデータ)を分析結果をニュースリリースしましたのでお知らせします。
「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」は、文章を最大で6つの言葉の組合せで分類することができます。そのためテキストデータの客観的な解釈が容易で、純粋早期の発言から生活者ニーズの構造的な理解をすることができます。
大量の自由回答からこの様な構造分析ができることが、皆様のマーケティングのお役に立てば幸いです。
【自主調査の結果】 http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/16404/index.html
【Text-Voice概要】 http://www.myvoice.co.jp/menu/txt-voice.html
◆食事のメニューの決め方で最も多いのは「家庭にある食材の組合せで作る」
「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」では文章を最大で6つの言葉の組合せで分類することができます。
今回の約5,800件の自由回答をText-Voiceで解析したところ、最もよく見られる食事の決め方のパターンは、「家庭にある食材の組合せで作る」決め方であることがわかりました。(図表1)
続いて上位に挙がった決め方は「自分や家族の食べたいものを作る」、「メニューに足りないものをスーパーに買いに行く」などとなり、消費者の意思決定パターンの頻度傾向が明確にわかる結果となりました。
【図表1 発言集計】 ※発言量上位項目のみ抜粋
◆メニュー決定の背景にある、見逃せない4つの要因
生活者のメニュー決定の背景を理解するため、Text-Voiceでさらに分析を進めたところ、次のような4つの要因で整理することができることが分かりました。(図表2)
(1)チラシやスーパーで特売品を見て、そのときのひらめきで決める決め方。
(2)簡単にできて、しかも自分や家族が食べたいものを、テレビなどの情報を参考に決める。
(3)家にあるもの、冷蔵庫の残り物をアレンジ、組合せを工夫して作る。
(4)同じメニューや食材が続かないこと、栄養のバランスなどを考えて決めるパターン。
生活者の食事の決め方は、概ね以上の4つのパターンの中で位置づけられることがわかりました。
この中で生活者の意思決定に影響するメディアに着目すると、(1)のチラシやスーパー店頭での情報、(2)のテレビから得られる情報が重要であることがわかります。
【図表2 発言構造】
◆今後注目するべきは「主菜を肉と魚、交互になるようにしている」セグメントの成長動向
当社のテキストマイニングText-Voiceでは、市場の将来を占う独自の指標、「結束度」を開発しました。
「結束度」は発言の「主張の強さ」を測ることで、今後、世の中=市場でどのような「価値」が成長する可能性が高いのか、その兆しを検出する技術です。
今回その兆しを感じさせたのは「主菜を肉と魚、交互になるようにしている」という食事の決め方でした。(図表3)
この主張の強さは他の主張の強さを上回っており、「主菜を肉と魚、交互になるようにしている」ことを強く意識している生活者セグメントがあることがわかります。主張の強いこの考え方・意識のありようが、他者に浸透し、受け入れられ、共感を集めていく可能性があることを今回の分析結果から読み取ることができます。
今後はこのような考え方を意識しながら、生活者を理解し、アプローチしていく必要があると考えられます。
【図表3 発言×結束度】
以上の他、性別、年齢、自分で夕食を作る頻度などの生活者個々人の属性によっても、重視している決め方が違うことが今回の分析結果から明らかにすることができました。
マイボイスコムでは、「テキストマイニングサービス(Text-Voice)」を用いて、アンケートやSNSなどの文章データの分析から、新しい発見を今後も発信し続けます。
新たなテキストマイニング技術にご期待下さい!
〇ニュースリリース 「テキストマイニングで見えてきた家庭での食事の決め方」
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000007815.html
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