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マイボイスコムのコンセプトは『生活者と企業のコミュニケーションメディア』です。
これは1999年に会社を設立した3年後に考えたもので、企業はスピードや生活者情報を重視する経営になって来ているし、インターネットの発展によって左の図のような「DO→SEE→DO→SEE」という循環が必要になり、そこにネットリサーチの役割が出て来ると考えました。
そんなことを想像しながら『生活者と企業のコミュニケーションメディア』というコンセプトを考えたのですが、ネットリサーチの普及で確かに早いスピードで、大規模な生活者情報を聴取することが出来る様になりました。
以前は300~500件回収の郵送調査でも2~3ヵ月の時間と、400~600万円の費用がかかりましたから、そんなに気軽に調査はできませんでした。
そして、1度調査をしたらその範囲で仮説検証したり原因や方策を探索するしかありませんでした。
しかし、ネットリサーチでは同じような調査が2~3週間と100~150万円で実施できますから、調査をして新たな課題や疑問や仮説が生まれたら、もう1度調べてみることも出来るようになっています。
そういう面では私が20年前に想像した「DO→SEE→DO→SEE」の循環が出来ているのかもしれません。
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一方で時間も予算も以前の4分の1まで大幅に下がったことで、クライアントとリサーチャーが課題や仮説を共有して、十分な時間を取って調査設計をしたりデータ分析や考察をすることが難しくなっています。
そして、リサーチ業界を見渡すと、調査設計からレポート作成と考察提案までしっかり対応できる会社が大幅に減少しました。
しかし、全てのお客様が「システム化と自動化で早く安い実査サービス」で意思決定できることはなく、丁寧に人的で専門的なリサーチサービスの提供できるリサーチ会社も必要なんだと思います。
そのためには大幅に引き下がったインターネット調査の時間と費用を、2~3割引き上げた専門サービスのリサーチ市場も出来て欲しいなあ、、と願っています。
マイボイスコムは、「より丁寧に人的で専門的なリサーチサービスの提供できるリサーチ会社」を目指して、これからも尽力して参ります。