コロナの第5波も急速に収まり、私達も徐々に日常を取り戻しつつあるように感じます。
弊社がある神保町や神田周辺の飲食店もだいぶ賑やかになりました。
当社も去年4月の第1波の時はどんな影響が出るか分かりませんでしたから、政府が勧める通り「8割在宅」をやりました。
社員分のノートパソコンを購入して、テレワーク用のツールも契約して手探りでしたので不安でしたが、思ったよりは何とかなりました。
ただしコミュニケーションが難しいことから、第2波からは「2割在宅」にして、緊急事態宣言が終わってからは時差出勤は続けながらの通常勤務に戻しています。
やはり全員が出社していて、何かあれば直ぐに相談出来て、集まって話し合える環境が大切なんだと感じています。
特に当社は自動化型リサーチではなく、コンサル型のリサーチを目指しているので、各担当者が直ぐに集まって話し合える環境が不可欠だと考えています。
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先日、ある大手リサーチ会社の役員と情報交換をしました。
彼らはまだ9割もの在宅勤務を続けていて、その方も月に2、3回しか出社せず、朝から晩までオンライン会議をしているそうです。
同社は在宅勤務でもリサーチはかなり出来るという判断で、コロナ禍が収まってもこの在宅勤務を続けるそうです。
でも私が気になったのは「これまでにないほど若手社員が退社している」という話でした。
入社してまだ数年の若い社員はまだ技術も経験も足りません。
そんな彼らが自宅で業務のメールを受けて、1人で調査票を作ったり、回収の設定をしたり、データを集計したり、レポートを書いたりして、分からないことはチャットで質問するような仕事が1年以上も続いたらそれは面白くないし、辛い毎日なんだと思うんです。
こんな生活がずっと続くのか、と思ったら辞めたくなる気持ちも良く分かります。
同社は問題なく業務が遂行できると考えて在宅勤務を続けるのだと思いますが、若い社員の不安や失望や大量退社があっても続けるほどまだコロナは怖い存在なのでしょうか。
私にはそうは思えないので、当社は緊急事態が出ない限り感染防止に努めながら通常勤務を続けます。