私はシンクタンクで色々なマーケティング調査や社会調査を経験しました。
調査手法も、郵送調査、訪問調査、電話調査、ディプスインタビュー、グループインタビュー、会場テスト、文献調査、統計分析調査など、色々とやらせてもらいました。
これらの従来型調査をやった経験から、やはりネットリサーチの「早さと、安さ」は大きな魅力だと思います。
例えば「郵送調査」では、調査票を作り、調査票等の印刷を行って、発送ラベルを作成し、調査票の発送、回収、回収票のチェック、督促状ハガキの送付、回収票のパンチ入力、集計、分析、レポート作成と進めて行くと、どうしても2ヵ月から3ヵ月の期間がかかります。
また、例えば500件の回収でも回収率は5~10%しか期待できないので、5,000~10,000件の印刷・発送と、ラベル代やパンチ代、回答謝礼(500円のテレカや図書券)の発送などで、どうしても400~500万円の費用になります。
それが、ネットリサーチだと調査設計からレポート作成までで14営業日、費用も20問で90万円、30問で120万円ほどです。また、回収~集計であれば、4営業日、費用は20問で35万円、30問で45万円ほどで出来てしまいます。
郵送調査との比較で、スピードも費用も1/4か、1/5になった感じです。
そのため、ネットリサーチは、従来型調査を代替するとともに、これまで費用が大きくて取組めなかった企業のリサーチニーズを掘り起こしました。
早く、安く、生活者の声が聞けるのはネットリサーチの大きな特徴ですし、企業が情報共鳴型マーケティングを進める上での重要なツールになっていると思います。