食の安全に不安を感じている人は2008年には94%もいましたが、今回は49%ですから、この13年で45%も下がりました。
思い起こすと2008年はひき肉の混ぜ物や、船場吉兆の賞味期限偽装などの食品偽装問題が多発していた頃です。
消費者の意識はそう大きく変化しないように思われますが、時系列で見るとその時の社会現象によって大きく変化するのが分かります。
この様な消費者心理の変化に合わせたマーケティング施策を取ることが大切で、それを実現するために私達が提供しているリサーチが必要なんだと思います。
今回の調査では、現在の不安を感じる上位3位は「添加物」「残留農薬」「輸入食品の安全性」でした。
過去調査と比べて「食品の放射能汚染」は減少していますが、これも原発事故から時間が経ったことによる消費者意識の経年変化といえそうです。
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〇食の安全に関する調査(第7回)